Kitajskaya’s Raccomandazione

このブログでは、私、Kitajskayaが気になったモノを紹介します。私の嗜好はかなり偏っているので、かなりマニアックなものなると思います。また気まぐれなので、更新はまちまちになると思います。 Raccomandazioneとは、イタリア語で「おすすめ」という意味です。

私の好きな即席ラーメン!

 2015年も七草粥も鏡開きも終わり、すっかりお正月気分も抜けましたが、新年一発目ということで、
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 今日は即席ラーメンを取り上げたいと思います。即席ラーメン、‘インスタントラーメン’とも言いますが、広義の意味で‘インスタントラーメン’とはカップラーメンを含むそうです。即席ラーメンは1958年に日清食品の創業者である安藤百福さんが「チキンラーメン」を開発したことが始まりとされており、カップラーメンに押され気味ですが、それでも日本では年間18億6000万食生産されており、1年間に14食を食べている計算になります。(ちなみに私はゆうに50食は超えます。)

サッポロ一番 みそラーメン 5食×6個

サッポロ一番 みそラーメン 5食×6個

 即席ラーメンといったら、これ!!私は子供の頃、土曜日はこればかり食べていました。当時母親が保育園で働いており、土曜日の昼は家にいなかったため、もっぱら弟と2人、お昼ご飯は即席ラーメン、高校を卒業するまでこのパターンでした。飽きるということはなかったなあ。大概、鍋に入ったまま食べていました。麺を食べ終わった後、残ったスープにご飯を入れて食べる、味噌味がご飯にあっておいしかった。これは今でもやっていますが・・・。
 付属の七味唐辛子がいいですね。何でも「サッポロ一番みそラーメン」によって、札幌の味噌ラーメンが全国に知れ渡ったそうです。サッポロ一番みそラーメンは長いこと即席ラーメンの売り上げランキング1位だったそうですが、2011年発売のマルちゃん生麺にその座を明け渡したそうです、残念・・・。
サッポロ一番 塩らーめん 5食×6個

サッポロ一番 塩らーめん 5食×6個

 ラーメンに野菜を入れるという発想を考えたのは、このラーメンが最初だったんじやないかな?“白菜、椎茸、人参、季節のお野菜いかがです・・・・”、野菜が生えてくる(?)独特のCMで有名ですが、なんと発売以来一度も味を買えていないようです。サンヨー食品の3大即席ラーメン(と、私が勝手に名づけていますが・・・。)の後発ですが、当時ほとんど知られていなかった‘塩ラーメン’を世に知らしめた画期的な商品と言っていいでしょう。付属に切り胡麻がついていますが、これもスープの味に妙にマッチしていて、よくこの組み合わせを考え出したものだと感心していました。
 ちなみに、みそラーメンはカタカナ、塩らーめんはひらがな、これはパッケージのデザインを決める過程でこうなったそうです。 みそラーメンと塩らーめんの影に隠れて、どことなく印象が薄いイメージですが、サッポロ一番シリーズの最初の製品です。1966年発売ですから、もう50年近い超ロングセラーといっていいでしょう。当初は「サッポロ一番」という名前でしたが、サンヨー食品の2代目の社長さんの時代に「サッポロ一番しょうゆ味」に名前が変更になったそうです。鶏がらスープ仕立てのあっさり風味、子供頃、母親がみそラーメンや塩らーめんばかり買っていたため、あまり食べなかったのですが、たまに買ってくる時があり、その時は‘ラッキー’と思ったものです。スパイスの胡椒を出来上がったラーメンにふりかけると味が香ばしくなりました。 「うまかっちゃん」、この即席ラーメンが出た時は、衝撃的でした。この即席ラーメンが世に出たのは1979年ですから、私が九州大分で高校生をやっていた頃、とんこつ味の即席ラーメンが出たということで、大量に買って食べた記憶があります。発売元はハウス食品ですが、ハウスのロゴを一切使っておらず、発売当初は当時九州での即席ラーメンのシャアNo.1のマルタイ食品の新商品と間違えられたそうです。現在でも「うまかっちゃん」は九州ではトップのシャアを誇りますが、その他の地域では残念ながらあまり知れ渡ってはいないようです。私の住んでいる静岡県藤枝市でもあまり目にしません。残念ですが・・・。
 今でもやっているかどうか知りませんが、発売当初流行っていた長谷川法世さんの漫画「博多っ子純情」のキャラクターを使ったCMが流れていました。「知っとうや?」は当時流行語になりましたが、九州以外の人はあまりご存じないみたいですね。大学入学で上京し、東京の人に行っても全く通じなかったことを覚えています。ちなみにアニメ「サザエさん」が始まる前、日曜の午後6時半ですが、必ずこのCMが流れていました。
マルタイ 棒ラーメン 1袋2食入1箱30袋

マルタイ 棒ラーメン 1袋2食入1箱30袋

 九州では知らない人がいないラーメンです。うちの父はこの「マルタイ棒ラーメン」が日本で一番うまい即席ラーメンだと言って譲りません。私の知る限りでは九州のラーメン屋で出されるラーメンは細麺で、店のラーメンに近い麺、スープはうちの父同様、かなりの信奉者がいます。歴史も古く、「チキンラーメン」ができた次の年、1959年は発売されていました。その名の通り、棒状で普通の円形の即席ラーメンというよりは、そうめんや蕎麦の乾麺に近いですね。味は鶏と豚をベースにしたあっさりとした味です。マルタイ食品は経営が苦しいようですが、大勢の信奉者のいるこの「棒ラーメン」がある限り大丈夫だと思います。
日清 チキンラーメン (85g×5P)×6個

日清 チキンラーメン (85g×5P)×6個

 日本初の即席ラーメン「チキンラーメン」、実は九州に住んでいたころはあまり食べた記憶がありません。今のほうが結構食べています。私としては、丼に麺を入れてお湯を注いで蓋をして3分待つより、鍋に入れて煮込んで作る方が好きです。私はどちらかといえば麺は柔らか目が好きなので、丼に入れるやり方だとどうしても麺が固くなります。また煮込むとスープが麺から程よく溶け出して。いい味が出ます。麺を食べ終えた後の〆にご飯を入れて食べるのは最高です。
日清 出前一丁 5食P×6個

日清 出前一丁 5食P×6個

 静岡県藤枝市近郊の店頭では最近あまり目にしませんが、「出前一丁」も結構食べたし、私の好きな即席ラーメンの一つです。麺を茹でて粉末のスープの素を入れた後に、付属の胡麻ラー油を垂らしますが、その香ばしい風味は何とも食欲をそそります「出前一丁」も歴史は古く。1968年に販売を開始したと言いますから、もう50年近くたっていることになりますね。ちなみにパッケージの岡持を持つ「出前坊や」、2004年から岡持を今までの左手から右手に持ち替えたそうです。気が付きませんでしたが、何で!?

 ここに紹介したのは、いずれも歴史の古い所謂‘ナショナルブランド’の商品です。私はどうも最近のノンフライ麺とか生麺は好きになれません。あとこれはカップ麺に多いのですが、全国の有名店とコラボする企画も抵抗を感じます。考えが古いかもしれませんけどね・・・。