今回紹介するのは1977年11月にリリースされた松任谷正隆さんの唯一のオリジナルアルバム「夜の旅人」です。松任谷正隆さんは日本を代表する音楽プロデューサー、作曲家であり、モータージャーナリストやタレントとしても活躍されています。
松任谷正隆さんの奥様は言わずと知れた‟ユーミン”の愛称で知られれる松任谷由実さん、松任谷由実さんはこのアルバムで作詞を担当されています。なおアルバムのシャレた絵画も松任谷由実さんが描かれています。
演奏には当時松任谷正隆さんがメンバーだったティン・パン・アレーからドラムスに林立夫さん、ベースに細野晴臣さん、ギターに鈴木茂さんが参加されています。
私がこのアルバムを知ったのは大分県のど田舎の高校の時ですから、もう今から50年近くなります。多分NHKFMの確か「若いこだま」という番組で松任谷由実さんが旦那さんのアルバムを紹介したことでした。
当時はレコードの値段が高いので、少ない小遣いを貯めて買おうと思いましたが、田舎のレコード屋さんだったかもしれませんが、どういう訳か入荷が叶わず買うことが出来ませんでした。仕方がないので、1か月か2か月くらい時間をかけてFMの番組をエアチェックして、何とか聞けた思い出があります。
先日古い曲がたままたYOU TUBEで紹介されていたので、そういえば1978年ごろに松任谷さんの「HONG KONG NIGHT SIGHT」という曲があったなあと思い出したのが、この記事を書くきっかけとなりました。「HONG KONG NIGHT SIGHT」はこのアルバムに収められている、私にとっては名曲中の名曲で、特に1970年代後半の香港は活気にあふれており、上京してある程度お金が貯まったら、是非訪れてみようと当時は思っていました。結局当時の想いは成就せず、また今の中国共産党の支配下にある悲しい香港の現状を見ていると、あれだけ憧憬があったのに、残念ながら興味を持つ存在ではなくなっています。
このアルバムの曲の歌詞の中で人生訓のようなものがさりげなく歌われており、それが私にとっては魅力の一つにもなっています。例えば「気づいたときは遅いもの」の中でのそれこそタイトル通りの「気づいたときは遅いもの」とかアルバムのタイトルとなった楽曲「夜の旅人」の中の「ふりむくやつは 弱い心だと 誰がきめたことなのか」「僕はふりむく 迷ったときには そうして自分を知るだろう」とか。
これらの歌詞を思い起こしてみて、やはり作詞をされた松任谷由実さんのセンスを感じられますし、当時は松任谷由実さんは20代だったのにこのような言葉を選択されるなんて、一流ミュージシャンは凄いなあと一段と都会に住んでいる一流のアーティストへの憧憬を募らせたものでした。
制作当時は松任谷正隆さんは嫌々ながらこのアルバムを作られたようで、それでも1年以上も時間をかけてじっくり製作されています。松任谷正隆さんは一時期はレコード会社に廃盤の要請までしていたようです。ただ最近(といってもいつの時期は分かりませんでしたが)では冷静に聴けるようになり、聴くたびに修正したいところが出てきて、「今つくれば10倍はいい作品になると思う」と語られているそうです。
参照:Wikipedia 夜の旅人、松任谷正隆
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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