
- 作者: 久麻當郎,阿部幸大,松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/08/04
- メディア: 新書
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英語の語彙を増やす、昔なら「赤尾の豆単」や「でる単」を買って勉強していました。しかし娘はまだ中学生だし、昔の勉強方法を強制しても娘が拒否反応を起こし、却って逆効果になるのではないかと思いました、いかに娘の英語の語彙を増やすか、思案していたら、面白いものを見つけました。
それがこの「暗殺教室 殺たん」。今フジテレビ系列、静岡ではテレビ静岡でやっているテレビアニメ「暗殺教室」をモチーフにした英単語帳です。「暗殺教室」というおどろおどろしいタイトル、ストーリーは月を7割破壊し三日月の形にした謎の生物が、「来年の3月までに自分を殺さなければ地球を破壊する」と宣言し中学校の担任になるという何ともシュールな内容です。
この「暗殺教室 殺たん」、勉強している子供たちを飽きさせない工夫が随所に見られていて、参考書としてはよくできていると思います。基礎・中級・上級とレベルに合わせた英単語を載せていて、その英単語を使った例文も杓子定規なものではなく、番組に合わせたユニークなものが使用されています。またところどころに画が挿入されており、どういうわけか短い小説も節目節目に用意されています。付録として色のついた下敷きもついており、英単語の習熟度を試すこともできます。難点は英単語の範囲が高校生レベルまであるので、中学生の娘には必要以上の物かもしれませんが、中高一貫教育の学校に通っている生徒さんにはいいかもしれませんね。また教養深めたい人や社会人から英語を学ぼうとする人にいいかも!
アニメのキャラクターが参考書の類になるなど、一昔もふた昔の前に受験生だった私には隔世の感がありますが、アニメやコミック好きの娘はぶつぶつ言いながらも、この本を読んでいるようです。英語が好きになったかはわかりませんが、娘の英語の成績は何とか平均点を取れるくらいにまで戻ったようです。最近では娘のマネをしたがる息子がこの本を気に入り、娘から奪って読んでいます。最近では小学校でも英語の授業もあるそうで、息子の方は娘と違い、英語は好きなようです。授業中も積極的に手を挙げて発言するそうです。同じ兄弟でも違うんですね。