Kitajskaya’s Raccomandazione

このブログでは、私、Kitajskayaが気になったモノを紹介します。私の嗜好はかなり偏っているので、かなりマニアックなものなると思います。また気まぐれなので、更新はまちまちになると思います。 Raccomandazioneとは、イタリア語で「おすすめ」という意味です。

追悼:高橋ユキヒロ ~音楽殺人~

 

 先月、日本を代表するドラマーでファッション・デザイナーである高橋幸宏さんがお亡くなりになりました。死因は脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎ということで、まだ70歳と若い・・・。人生100年という時代に惜しい人を無くしました。

 ということで今回紹介するのは高橋幸宏さんの「音楽殺人」です。「音楽殺人」は高橋幸宏(当時は高橋ユキヒロ)の2枚目のアルバムで1980年6月にキングレコードから発売されました。当時の高橋さんはYMOのメンバーとして、それこそ日本を問わず世界の音楽シーンに多大な影響を与えており、またファッション・デザイナーとしての才能を存分に発揮していた時期でした。

 ユキヒロさんは1978年にファーストアルバム「サラヴァ!」を発表されており、このアルバムがユキヒロさんを代表するアルバムと言われているようですが、私は個人的にはメロウ調のある「サラヴァ!」よりはこちらの「音楽殺人」の方がユキヒロさんをうまく出していて、代表作ではないかと思っています。

 こうした時代背景に作られた作品なので、やはりテクノ・ポップの色彩が色濃く、それぞれの曲調がユキヒロさんの叩くドラムに絶妙にマッチする、音楽的な知識がないので、頓珍漢な表現しかできませんが、まさに至高なポップソングという感じです。

 ユキヒロさんのドラムの特徴はシンプルでリズムの正確さが特徴とされています。派手さを感じさせないのですが、細身ながらも飄々とドラムを叩くユキヒロさんに、体系が似ていたせいもあり、当時若かった私は凄くあこがれていましたね。と同時によく精力的にドラムを叩けるなあと甚く感心してもいました。「とにかくお洒落でかっこいい」それがユキヒロさんの印象でした。

 このアルバムに参加されたミュージシャンも超豪華!!細野晴臣さん・坂本龍一さんのYMOのメンバーに加え、サディスティック・ミカ・バンド時代のバンマスだった加藤和彦さんやシーナ&ロケッツ鮎川誠さんとシーナさんや気鋭のギタリストの大村憲治さん、等々と文字通り日本を代表する超一流のアーティストが参加しています。

 このアルバムの7曲目の「Bijin-Kyoshi At The Swimming Scchol」は加藤和彦さんのプロデュース作品で、往年のアメリカのエレキバンド「ザ・ベンチャーズ」に楽曲が提供されています。また9曲目「Stop In The Name Of Love」はダイアナ・ロスが所属していたザ・シュープリームスの大ヒット曲です。ちなみに私はこの「Stop In The Name Of Love」が好きで、当時はよく口ずさんでいました。

 このアルバムは40年近く前に制作されましたが、全く古さを感じさせない作品です。いやむしろ洗練さと言った意味ではこの「音楽殺人」の方が新しく感じます。そういった意味においても、この作品は私のようなオールド世代はもちろん、全くこれをユキヒロさんを聴いたことのない若者にも是非とも聴いてもらいたい珠玉の作品です。

 

参照:Wikipedia 高橋幸宏、音楽殺人

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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