Kitajskaya’s Raccomandazione

このブログでは、私、Kitajskayaが気になったモノを紹介します。私の嗜好はかなり偏っているので、かなりマニアックなものなると思います。また気まぐれなので、更新はまちまちになると思います。 Raccomandazioneとは、イタリア語で「おすすめ」という意味です。

寿がきや 本店の味 メンマ風味しょうゆ味

 

 今年もあと1月余りになってしまいました。このブログを開設した当初は1月に1つは記事を更新しようと張り切っていたものの、気が付けば更新は年に数回がやっと。当初の意気込みは何とやらですが、何とか年に2回を最低ノルマにしようと思っています。

 さて今回紹介するのは、袋麺で、寿がきやメンマ風しょうゆ味です。中部圏や一部の関西地方では寿がきやの名前を知る人はあまりいないと思いますが、東海地方を中心に11の府県で約300店舗を展開する、国内有数の大手ラーメンチェーンです。

 私もかつて横浜市金沢区にあるテナント内で販売の仕事をしていた時、そのテナント内に寿がきやが入っており、よく利用しました。特にサンマーメンが好きで毎回のように注文していました。

 サンマーメンといっても、神奈川県南部の人しか知らないでしょうが、要はあんかけラーメンで、皿うどんのラーメン版と思っていただくと分かりやすいと思います。あんの中にはもやしとか蒲鉾、きくらげ、キャベツ、豚肉などが入っていました。給料が出た日と何かの記念日には、奮発してチャーシュー麺のセットメニューを頼んでいました。

 

サンマーメン

 寿がきやのラーメン🍜は魚介系とんこつ味のスープ(サンマーメンはあっさり醤油味だったと思います)をベースにしたものです。一見白濁したスープなので豚骨特有な味がすると思われますが、一口啜ると意外とあっさりしています。

 寿がきやのラーメンはマニアが絶賛するほどの味ではありませんが、食べて何だかほっとする、そんな感じのラーメンです。しかも価格(横浜に居た時の値段💰は忘れてしまいましたが、とにかく安かったことは印象的でした)がリーズナブルなため、ご当地である寿がきや発祥の地である名古屋では「名古屋のソウルフード」とも呼ばれているようです。

 寿がきやの特徴として、ラーメンとフォークが一体化した「ラーメンフォーク」が有名です。このラーメンフォーク、寿がきやの創業者である菅木 周一さんが毎日大量に捨てられる割り箸に心を痛め、また当時は環境破壊がクローズアップされた時期でもあり、そういった経緯から名古屋の陶磁器メーカーノリタケと共同開発されてできたものだそうです。

 ラーメンフォークは1978年に「箸よ、さらば」というキャッチ・コピーとともに寿がきやの店頭に並び始めました。ラーメンのスープを飲む時はスプーンとして、麺を食べるときはフォークとして使える代物で、わざわざ箸をレンゲに持ち替えることがなくて済む画期的な一品でした。

 ただ店頭からレンゲは無くなったようですが、箸までは無くすことはできなかったようです。このラーメンフォーク、デザイン性が高く評価されており、2008年からニューヨーク近代美術館ミュージアムショップで商品として販売されているようで、これには吃驚しています。

 

 

 さて今回の商品、寿がきやのインスタントラーメン、メンマ風しょうゆ味ですが、この商品を開発・販売しているのは寿がきやの味を味を保持したままインスタントラーメン化することをコンセプトに、1963年に設立した寿がきや食品です。寿がきや食品は日本で初めてスープの粉末化に成功した会社です。

 ただ私は知らなかったのですが、この商品は1970年から販売されている、50年の歴史を持つロングセラー商品でした。私がこの商品を見つけたのは、岐阜県を本拠に東海・関西・北陸を中心に店舗展開をするバローでした。市内にあるるスーパーではこの商品はバロー以外は取り扱ってはおらず、おそらく寿がきやの本店がある名古屋を中心として店舗を展開しているスーパーチェーンか愛知県や一部の岐阜県三重県のスーパー・コンビニにしか置いていないのではないかと思われます。

 また寿がきやのメンマ風しょうゆ味、愛知県ではTVCM📺もやっているようで、名古屋在住の女性タレントで結成された4人組ガールズユニットのTEAM SHACHIが出演しています。

 


www.youtube.com

 

 寿がきやのメンマ風しょうゆ味を食べた感想ですが、「懐かしい昭和の香りがするラーメン」という感じです。発売当初より使い続けている豚骨鶏ガラの旨味がきいた醤油のコク深いスープにメンマの風味が香ります。麺はしなやかなコシとつるみのあるフライ麺を使用し、スープに良く絡んでいます。

 最近のインスタントラーメンはノンフライとかご当地とか、やたらこだわりや高級感とかを重視する傾向があり、値段もそれなりに高くなる傾向が私には見受けられますが、この寿がきやのメンマ風しょうゆ味は、時代に応じて少しは味を変えているかもしれませんが、「昔懐かしいしょうゆらーめん」というこだわりを堅持しており、それが50年以上も続けられたヒットにつながったのではないかと思います。

 寿がきやのメンマ風しょうゆ味、以前は「かやく」がついていたようですが、現在のモノにはついていません。このかやく廃止にはいろいろと事情があるようですが、私としてはやはりかやく入りのも食べてみたかったです。

 最後に、私がかつて職場としていた横浜市金沢区のテナントですが、そのテナントではもう寿がきやは私の勤務先と同様に撤退しており、また神奈川県を含む関東地方からも寿がきやは撤退していました。しかしながら静岡県には静岡市浜松市に店舗が存在しています。

 この記事を書いているうちに寿がきやのラーメンが無性に食べたくなりました。ただ静岡ではサンマーメンが多分ないと思うので、それが食べれられないのはちょっと残念です。

 

kitajskaya.hatenablog.com

 

参照:Wikipedia スガキコシステム、寿がきや食品サンマーメン、TEAM SHACHI

   PRESIDENT Online 高井 尚之

      なぜ、スガキヤは「名古屋人のソウルフード」なのか?

      なぜスガキヤ「ラーメンフォーク」が生まれたのか?

 

写真:無料写真素材 写真AC サンマーメン A.pipi

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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