Kitajskaya’s Raccomandazione

このブログでは、私、Kitajskayaが気になったモノを紹介します。私の嗜好はかなり偏っているので、かなりマニアックなものなると思います。また気まぐれなので、更新はまちまちになると思います。 Raccomandazioneとは、イタリア語で「おすすめ」という意味です。

結婚できない男

  今回紹介するのは、フジテレビ系列の関西テレビ制作のドラマで毎週火曜の9時から放映されている阿部 寛さん主演の“まだ結婚できない男”の前シリーズの“結婚できない男”のBlue-ray Boxです。

 “結婚できない男”は2006年7月から9月までフジテレビで火曜日夜10時から放映されたドラマです。内容は偏屈で独善的、皮肉屋だがどこか憎めない主人公が、1人の女性との出会いを契機に恋愛、そして結婚を模索するまでの日常を描いた(Wikipediaより引用)コメディタッチのドラマです。全12話で平均視聴率は16.9%と高視聴率をマークしており、主演の阿部 寛さんはこのドラマでの演技が評判となりました。ちなみに阿部さんはこのドラマが終了した翌年に結婚、その記者会見の席で「結婚できない男”が結婚することになりました。」と述べ、会場を爆笑の渦に巻き込んでいます。

 このドラマの見所は主人公の桑野 信介(阿部 寛)と女医の早坂 夏美(夏川 結衣)の丁々発止の皮肉の掛け合いです。ドラマでは「これって本当に芝居!?」と思えるほどにお互いに息の合ったところを披露しています。阿部さんと夏川さんは“結婚できない男”以前のもNHK大河ドラマ義経”で夫婦役で共演していますが、この時からお互いに相性の良さを自覚していたのでしょうねえ!!

   その他、桑野の隣の部屋の住民の田村 みちる(国仲 涼子)、仕事上パートナーの沢崎 摩耶(高島 礼子)、桑野の助手の村上 英治(塚本 高史)、桑野の妹の中川 圭子(三浦 恵理子)、桑野の母親の桑野 育代(草笛 光子)といった一癖も二癖もあるキャラクターたちの人間模様もコミカルに描かれていますが、何と言ってもスポット的に出てくる同業の建築家の金田 裕之(高知 東生)のブログはこのドラマを展開するうえ重要な役割を果たしていると思います。

 金田は女性にモテて、毎回桑野が行きつけのバーに違う女性を連れきます。乗っている車もかなり高級車(私は車は無頓着でわかりません)ですが、仕事は常に「Under Construction(工事中)」とブログで表示されています。結局、金田も桑野と同様に「結婚できない男」だったのだとわかるのです。

 ただ残念なことにそんなに女性にモテる金田ですが、高知さんが2016年に覚醒剤大麻所持の疑いで逮捕された後、テレビの再放送では、金田が登場するシーンはほぼすべてカットされています。ひょっとして2016年以降に発売された映像ソフトも同様かもしれません。個人的な感想を述べて申し訳なのですが、やはり役者の不祥事と作品とは別個に考えるべきで、問題を起こしたからとすべて削除するのはどうかなあと思います。

 今月から始まった“結婚できない男”の“まだ結婚できない男”ですが、タイトルにまだと付いている通り、桑野は結局夏美と結婚できずに、13年経った今でも結婚できないでいます。

 今回はエゴ・リサーチに勤しむ桑野が、桑野を誹謗中傷している“やっくんのブログ”が検索上位に入っていることの腹を立て、それを事務所の近くの弁護士吉山 まどか(吉田 羊)に相談したところからスタート。そこに吉山に離婚の弁護を依頼した田中 有希江(稲森 いずみ)、隣の部屋の住人で俳優の卵の戸波 早紀(深川 麻衣)といった女性が加わり、桑野を巡る様々な人間模様を描いています。

 夏川さん演じる夏美が今回は出演しておらず、桑野と夏美の絶妙な皮肉の掛け合いが見れないのが残念ですが、夏美と同じポジションにいる吉田 羊さん演じるまどかと桑野の掛け合い、ネット上ではいろいろ意見はありますが、私としてはなかなかイケていると思います。

 最後となりましたが、このドラマは“結婚できない男”をコミカルに描くとともに、笑いあり涙ありと、秋の夜長に視るドラマとしては、お勧めです。

 “まだ結婚できない男”は私のメインブログである“五つの池の喫茶店”でも記事にしましたので、興味のある方は記事を読んでいただければ幸いです。

 

kitajskaya.hatenablog.com

 

参照:Wikipedia 結婚できない男、阿部 寛

 

お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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